すでに巨額を費やしているのに…「フーシ派と戦ってほしい」という米国、頭が痛いサウジ皇太子(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.19 10:04
サウジアラビアの実権者、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の悩みが深まっている。米国など西側とイエメンのフーシ派との衝突が激化しているからだ。西側はフーシ派を抑制するためにサウジを友軍に引き込もうとするが、サウジは一歩間違えれば過去8年間の「イエメン内戦」の泥沼にまた落ちないか心配している。
フーシ派が昨年11月に紅海で船舶の攻撃を始めてから、西側はサウジに対してラブコールを送っている。8日、サウジを訪問した米国のブリンケン国務長官はビン・サルマン皇太子に会って紅海の安全保障問題などを議論した後、「複数の国がフーシ派の攻撃が続く場合、それに伴う結果がある点を明確にした」と話した。米外交専門メディア「フォーリン・ポリシー(Foreign Policy、FP)」は「ブリンケン氏の訪問は紛争抑制のためにサウジが動くよう圧迫するためのもの」と解釈した。