【コラム】高まった台湾海峡の荒波…韓国が両岸の平和仲裁者になる可能性も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.16 14:09
異変はなかった。13日に行われた台湾総統選挙で民主進歩党(民進党)の頼清徳候補(65)が勝利を収めた。台湾有権者は中国の「両岸戦争」の脅威やサイバー工作に屈せず、指導者を民主的な方式で選んだ。頼氏は選挙運動期間中、反中・独立路線を前面に出し、支持率トップを走った。
頼氏は2017年に自身を「台湾独立に実際に取り組む仕事人」(務実台独工作者)と称したが、過去8年間、台湾を率いてきた蔡英文総統の「両岸関係現状維持」政策を継承すると今回の選挙期間に明らかにした。しかし中国政府は頼氏の言葉を信じていない。