【グローバルアイ】100年間眠っていた関東大震災の記録
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.22 07:55
これまで誰にも読まれなかった記録。ついに100年間の眠りから目覚め、その記録が世に出てきた。日本軍が作成して、第2次世界大戦中に米軍の手に渡った102ページ分の報告書だ。ワシントン近郊の文書保管所に眠っていたこの報告書が再び日本の土地を踏んだのは1958年4月。その後、防衛省資料室に眠っていたものを起こしたのは今年68歳の作家で歴史専門記者の渡辺延志氏(68)だ。
「勉強は死ぬほど嫌いでした。毎日本だけ読んでいました。中でも一番面白かったのが歴史の本。勉強をしないから数学の点数が5点しかなくて。だから東大には行けなかったんです。ハハハ」。携帯電話の向こう側から豪快な声が聞こえてくる。10万人以上の人々の命を奪っていった大震災。100年前9月、6000人を越える朝鮮人が虐殺された。「井戸に毒を入れた」というデマから始まった惨劇だった。