韓国与党・国民の力の金起炫（キム・ギヒョン）代表が１３日、３・８全党大会で党代表に選出されてから９カ月後、代表から退いた。同じ日、李洛淵（イ・ナギョン）元共に民主党代表は新年初めに新党を結成する考えを表明した。来年の４・１０総選挙の選挙区予備候補者登録が始まった翌日だ。

総選挙を１１９日後に控えて現与党代表の辞任と元野党代表の新党結成が同時多発的に発表され、政局が急速に変化する様相だ。

金起炫代表はフェイスブックで「この９カ月間、幾重にも積み重なった新たな積弊を清算し、大韓民国の正常化と国民の力、さらに尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権の成功という重大な使命感を抱いて最善を尽くしてきたが、その使命を完遂できずに手放すことになり申し訳なく思う」と明らかにした。続いて「尹錫悦政権の成功と国民の力の総選挙勝利は歴史と時代の命令」とし「行有不得、反求諸己（結果が出ない原因を自分に探る）という心情で責任を果たそうと思う」と述べた。

与党の危機の責任が自分にあると明らかにした金代表は「これ以上、私の進退問題で党が分裂してはいけない」とし「わが党の構成員全員が統合と包容の心で自重自愛し、国民の心をつかむために力をさらに合わせることを望む」と述べた。続いて「尹在玉（ユン・ジェオク）院内代表を中心に党を早期に安定させ、厚顔無恥な民主党がまた議会の権力を握る悲劇が再演されないよう犬馬の労をとる」とし「党員の一人としてわが党の安定と総選挙の勝利のために尽くしたい」と話した。しかし金代表は党代表辞任と関心が集中した総選挙不出馬問題には言及しなかった。

李洛淵前代表はＳＢＳに出演し、「新党の結成を本当にするのか」という質問に「はい」と答えた。そして「新年初めに新たな希望と共に（新党について）伝えたい」と述べた。

韓国与党代表が辞任…李洛淵元野党代表が新党宣言（２）