2024年の韓国経済見通し 「米金利下がっても…回復遠い」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.12.09 09:37
韓国国内の経済関連学界、国策・民間研究機関、金融市場などの経済専門家10人のうち9人は、現在の米国の政策金利を「ピーク」と判断していることが分かった。また半分近い専門家(44.7%)は来年7-9月期から米国が利下げを始めると予想した。中央SUNDAYが経済専門家41人を対象に今週、緊急アンケート調査を実施した結果だ。
米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ(物価上昇)を抑えるために昨年3月から11回にわたり金利を引き上げ、現在の金利は5.25-5.5%となっている。韓国も2021年8月から10回利上げして3.5%だ。経済専門家の大半はこうした「緊縮時計」が止まったとみている。西江大のイム・チェウン経営学部名誉教授は「来年10-12月期の米大統領選挙を控え、米国政府は利下げ圧力の中で景気浮揚政策に集中する公算が大きい」と診断した。