北朝鮮、開城工業団地30カ所の施設を無断稼働…韓国統一部「確実に責任問う」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.08 16:14
韓国統一部が8日、北朝鮮が2016年2月に全面閉鎖された開城(ケソン)工業団地内の韓国の工場30カ所ほどを無断で稼働中であり、2020年6月の爆破後に放置してきた南北共同連絡事務所庁舎の撤去作業を始めた、と明らかにした。北朝鮮に対し、韓国の財産権を侵害するすべての行為を即刻中止するよう求めながらだ。金正恩(キム・ジョンウン)政権の明白な不法行為に断固対応するという尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対北朝鮮基調が反映された措置という分析が出ている。
統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官はこの日、ソウル鍾路区(チョンノグ)政府ソウル庁舎で開かれた定例記者会見で「北は数回にわたるわが政府の要求と警告にもかかわらず、開城工業団地内の韓国企業の設備を引き続き無断使用している」とし「南北間合意の明白な違反であり、相互尊重と信頼の土台を根本的に毀損する行為であることをもう一度はっきりと指摘する」と述べた。