<中央フォーラム>マーティン・ウルフ「新たな無秩序時代…韓国には機会ある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.29 17:00
フィナンシャル・タイムズのマーティン・ウルフ首席経済論説委員が「米中覇権競争時代にも韓国に機会は生きている」と強調した。ただ「これまでしてきたように持続して競争力がある先端製品を生産しなければならない」という但し書きを付けた。ソウル市内のホテルで29日に開かれた2023年中央フォーラムでだ。ウルフ氏は鋭い分析と洞察で世界の経済界の注目を浴びる同紙の看板経済コラムニストだ。
この日のフォーラムで基調演説をしたウルフ氏は、主題を「新しい無秩序時代の中の韓国」と決めたほど韓国をめぐる世界情勢が急変したと診断した。彼は「国際社会が『怒りっぽい』(fractious)」状況に入り込んだ。米国を含んだ各国政府の介入、保護主義傾向が強まった」と話した。続けて「ポピュリズムが深刻になり、経済的効率性が後回しにされ、主要な世界的問題に対する国際共助機能も弱まった」と付け加えた。