北朝鮮偵察衛星、軌道に進入…「目と拳」同時脅威(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.23 07:31
北朝鮮は21日夜に打ち上げられた軍事偵察衛星1号機「万里鏡(マンリギョン)1号」が来月1日から正式偵察任務に入ると22日、明らかにした。韓国政府は9・19南北軍事合意(以下、9・19合意)の一部条項の効力を停止し、軍事境界線(MDL)付近で有・無人機による偵察を再開し、追加挑発時には境界地域の海上射撃訓練などを再開する方針だ。
朝鮮中央通信は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が前日衛星の打ち上げを参観したことに続き、この日午前10時に国家航空宇宙技術総局平壌(ピョンヤン)総合管制所を訪問し、軌道に進入した「万里鏡1号」の作動状態などを把握したと報じた。この場で国家航空宇宙技術総局は、金委員長に「『万里鏡1号』が今後7~10日間の『細密操縦工程』を終えた後、12月1日から正式偵察任務に着手することになる」と報告したという。金委員長はこの場でこの日午前9時21分に受信された太平洋地域グアム上空で米国のアンダーセン空軍基地やアプラ港など米軍の主要軍事基地区域を撮影した航空宇宙写真などを見たと通信は伝えた。しかし、写真を公開しなかったため事実かどうかは確認されなかった。