「プーチンのノウハウ」受けた金正恩、予告より繰り上げて軍事衛星打ち上げ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.22 07:18
北朝鮮が21日夜、3回目の軍事偵察衛星打ち上げを敢行した。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が9月にロシアを訪問してプーチン大統領と会い関連技術支援を要請してから2カ月ぶりで、予告した時点より1時間ほど早く打ち上げ虚を突いた。
韓国合同参謀本部は21日午後10時47分、担当記者団にショートメッセージを送り、「北朝鮮が南側方向に『北主張』軍事偵察衛星を打ち上げた」と明らかにした。続けて11時50分「韓国軍はこの日午後10時43分ごろ、北朝鮮が平安北道東倉里(ピョンアンブクド・トンチャンリ)一帯から南側方向に打ち上げて白翎島(ペクリョンド)と離於島(イオド)西側の公海上空を通過した『北朝鮮主張軍事偵察衛星』1発をとらえた」と説明した。軍当局は北朝鮮が打ち上げた偵察衛星が成功裏に軌道に進入したのか分析中だ。21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門研究委員は「断言するには早いが、沖縄を通過して警報が解除され太平洋方向に飛んで行ったという日本政府の発表から推量すると、現在までは正常飛行をした可能性がある」と話した。