韓国首都圏を守る「3000個の目」…数秒で北の長射程砲発射点を把握(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.21 16:19
9日、慶尚北道(キョンサンブクド)LIGネクスワンの亀尾(クミ)ハウスで見た対砲兵探知レーダーIIは、横2メートル・縦3.5メートルのアンテナを立てた形状があたかも砲弾を映す鏡を連想させた。実際に名称は「天鏡」だ。檀君神話で桓雄が受けた「天の鏡」にちなんで天鏡II(TPQ-74K)と呼ぶ。短時間で首都圏を焦土化できる北朝鮮の長射程砲を空で鏡に映すように正確に原点まで追跡するレーダーだ。
LIGネクスワンの権炳現(クォン・ビョンヒョン)副社長は「天鏡という名称のように、北の長射程砲をいつ、どこでも眺めるという覚悟で作業をしている」と述べた。対砲兵探知レーダーIIの試験場と組み立て工程がメディアに公開されたのは初めてだ。