韓国、原発予算1831億ウォン削減…また停電の危機(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.21 15:03
真っ先に反応したのは原発業界だ。文在寅政権の脱原発政策による枯死の危機を乗り越え、新ハンウル3・4号機、海外受注事業が入って少しずつ回復していたが、また沈滞するという危機感が強い。慶尚南道地域の原発関連企業代表は「今でも工場装備の補修、SMR R&D関連支援を苦労して受けている。来年途切れる場合、苦労して維持している工場の運営も萎縮するしかない」と述べた。
匿名を求めた原発業界関係者は「原発輸出への支障はともかく、すぐにも現場の中小・中堅企業から死んでいくだろう」と話した。続いて「今でも資機材価格の上昇、高金利などで企業を運営するのが難しいが、支援予算の削減は理解できない。また文在寅政権当時に戻ろうとするのか」とし「原発生態系を支えてきた企業は一度崩れれば回復が非常に難しいだけに、予算審査過程でまた原発予算を増やすべきだ」と主張した。
原発予算だけでなく、民主党は最近の常任委予算案審議過程で単独処理を繰り返している。16日に開かれた国会環境労働委員会で、民主党は雇用労働部が提出した青年就職関連予算2382億ウォンを削減した案を単独議決した。特に「尹錫悦(ユン・ソクヨル)予算」と呼ばれた青年業務経験支援予算(1663億ウォン)と「青年ニート族就職支援」予算(706億ウォン)は全額削減された。