韓国、原発予算1831億ウォン削減…また停電の危機(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.21 15:03
13分30秒。韓国最大野党・共に民主党が20日、国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会の全体会議で2024年度原発分野予算1831億ウォン(約210億円)を削減するのにかかった時間だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権が主導した再生可能エネルギー関連予算は4500億ウォンほど増やした。民主党は与党・国民の力の議員が出席しない中、原発予算をはじめとする産業通商資源部・中小ベンチャー企業部・特許庁などの予算案修正案を上程し、一括議決した。国民の力は「軍事作戦のような予算案テロだ」と反発した。
民主党は▼原子力生態系支援予算(1112億ウォン)▼原発海外輸出基盤構築予算(69億ウォン)▼原発輸出保証予算(250億ウォン)▼原発など無炭素エネルギー拡大のためのCF(無炭素)連合関連予算(6億ウォン)などを大幅削減した。過去に民主党が推進した事業も例外でなかった。
民主党は革新型小型モジュール原子炉(i-SMR)技術開発事業予算(333億ウォン)を全額削減した。SMRは発電量が500メガワット(MW)級以下の小型原発で、宋永吉(ソン・ヨンギル)元民主党代表が2021年5月に文在寅大統領との会談で公式提案し、李在明(イ・ジェミョン)代表も大統領選候補時代に「気候危機対応新産業」の一環として研究開発(R&D)を公約した。