ペロン主義の没落…経済破綻のアルゼンチン「南米のトランプ」選んだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.21 11:42
アルゼンチンで19日に行われた大統領選挙決選投票で「チェーンソー候補」として突風を巻き起こしたハビエル・ミレイ氏が当選した。自称「無政府主義資本主義者」である彼は、経済学者出身のタレントだった。2021年に下院議員に当選して政治に入門してから2年で大統領の座にまで上がることになった。
選挙管理委員会によると、「自由前進」の候補として出馬したミレイ氏はこの日99%の開票状況で55.69%を得票し、政権与党が属する「祖国同盟」のセルヒオ・マサ候補の44.3%を上回った。先月の1次投票の際マサ氏に約7ポイントの差を付けられたが、決選投票では11.4ポイントリードした。
日刊ラ・ナシオンは「ミレイ氏は24州のうちブエノスアイレスなどを除いた21州で勝利した。歴史的勝利だ」と伝えた。ミレイ氏は1次投票で24%を得て3位を記録したパトリシア・ブルリッチ候補の票だけでなく、4位だったフアン・スキアレッティ候補の票まで吸収したことがわかった。ブルリッチ氏が1次投票後にミレイ氏を支持し、右派性向の中道層がミレイ氏に結集したと分析される。