中国の開き直り…強制送還前に国連に「北朝鮮拷問の証拠あるのか」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.20 16:18
中国が10月9日、杭州アジア大会が終わると同時に脱北民数百人を強制送還したその約1カ月前に、国連に「北朝鮮に送還された脱北民が拷問を受けるという証拠はない」と主張していたことが明らかになった。北朝鮮に戻った脱北民が体験する人権侵害に対しても「拷問ではない」としたが、これまで国連次元の公信力ある調査結果を事実上否定する主張だと指摘されている。
◇強制送還の指摘に「根拠ない」
20日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、中国政府は9月13日国連に書簡を送って「中国は北朝鮮からの不法入国者(illegal entrants)問題に関連して国内法と国際法、人道主義を順守している」と明らかにした。中国は以前から脱北民を難民とは認定せずに「不法に国境を越えてきた人々」と見なしている。中国政府は続けて「中国が2000人の脱北民を拘禁しているという主張は完全に根拠がない」と反論した。