イスラエルのガザ地区地上作戦が続く中、マクロン仏大統領とグテーレス国連事務総長など指導者が相次いで非難の声を出した。

ＡＦＰ通信によると、マクロン大統領は１９日、イスラエルのネタニヤフ首相との電話でテロリストと民間人を区別する絶対的必要性と人道主義的即刻休戦の重要性を強調した。そして「あまりにも多くの民間人の犠牲があった」と述べた。マクロン大統領は１０日にもイスラエルにガザ地区への攻撃と民間人殺傷をやめるべきだと促していた。

先月７日のパレスチナの武装組織ハマスによる奇襲攻撃で約１２００人が死亡すると、イスラエル軍はガザ地区を空襲し、地上作戦を続けてきた。現在、ハマスの拠点と見なしたガザ地区の最大医療機関シファ病院を襲撃し、ハマスの地下トンネルと軍事施設などを探し出すために捜索中だ。これまでイスラエルの空襲でガザ地区では約１万１３００人が死亡した。

一方、国連のグテーレス事務総長はこの日、パレスチナ自治区のガザ地区で民間人避難所として使用された２カ所の学校が空襲を受けたことについて「衝撃を受けた」と述べた。

ハマスは１８日、ガザ地区北部ジャバリアの国連学校などがイスラエル軍の空襲を受け、約８０人が死亡したと主張した。死亡者が何人かはまだ把握されず、イスラエル軍も公式的な立場を表していない。

グテーレス事務総長は「この戦争は毎日、女性と子どもが巻き込まれていて衝撃的であり、容認できない数の民間人犠牲者を出している」とし「即刻やめるべきだ」と強調した。