「入社2年目、勤務後に履歴書を書く」…韓国の会社員、80%は「退職準備生」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.20 11:58
会社員2年目のカンさん(28)は勤務後に自宅の代わりにスタディカフェへ向かう。この時間からは「就活生モード」だ。採用公告をチェックし、自己紹介書を書いて履歴書に記載するスペックも積む。先月には公認仲介士1次試験を受けた。カンさんは「いまの職場に一生通うという考えはない。1~2年以内に辞めるのが目標。多様な可能性を残しておこうとあれこれ準備している」と話した。
会社員の10人に8人がいわゆる「退職準備生」という調査結果が出た。就職情報ポータルのインクルートが19日に明らかにしたところによると、質問に応じた会社員963人のうち半数以上の53.8%が「具体的ではないが退職する計画がある」と答えた。10人中3人の27.6%は「具体的な退職計画がある」と答えた。「定年まで通う計画」という会社員は3.6%にとどまった。
退職を望む具体的な理由としては、「転職して年俸を高めたい」が25.6%で最も多かった。「会社の未来が見えないため」が22.7%で後に続いた。このほか「もっと規模が大きい企業に転職したい」が13.3%、「会社の人たちが嫌いで」が11.6%などとなった。結婚しているかどうかで見ると、退職を望む理由として未婚者は「年俸のため」が28.5%、既婚者は「会社の未来が見えないため」が26.5%となり、相対的に既婚者が安定性と長期勤続を重視しているものと分析される。