韓国国防長官「北衛星打ち上げ迫った」…9・19合意の「効力停止」検討(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.20 09:22
◆「偵察監視能力に自ら足かせ」
9・19軍事合意は2018年に南北首脳が出した平壌(ピョンヤン)共同宣言の付属合意であり、偶発的な軍事衝突を防ぐための20条項で構成されている。▼非武装地帯(DMZ)南北10-40キロ飛行禁止▼DMZ監視哨所(GP)試験的撤収▼北方限界線(NLL)一帯の緩衝区域設定▼軍事境界線5キロ以内の砲射撃および連帯級以上の野外機動訓練の中断--などだ。
ただ、北朝鮮が2020年の南側GP銃撃、昨年12月の無人機浸透など合意内容を正面から違反する武力挑発を続けてきた。にもかかわらず前任の文在寅(ムン・ジェイン)政権は9・19軍事合意が南北間の武力衝突を防ぐという点ばかりを強調し、合意遵守原則を維持してきた。