ロールドカップ世界4億人が見た…沈滞したeスポーツ、韓国で復活
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.20 07:43
世界最大のeスポーツ大会「リーグ・オブ・レジェンド・ワールドチャンピオンシップ(ロールドカップ)」の決勝戦で韓国チームのT1が中国のWBGを破って優勝を果たした。19日、ソウル九老区(クログ)の高尺(コチョク)スカイドームで開かれた今回の決勝で、T1は圧倒的な競技力を見せて3対0の「シャットアウト勝利」を達成した。T1の今回の優勝でロールドカップ最高のスター「Faker」イ・サンヒョクは2013年、2015年、2016年に続く4回目の優勝記録を立てた。T1選手は優勝賞金として約5億7000万ウォン(約6575万円)を受け取る。
この日、高尺スカイドームは午後早い時間から多くのファンが詰めかけた。1万8000人の観覧席は早くから満席を記録した。ほぼ同じ時刻、ソウル光化門(クァンファムン)広場の熱気もこれに負けていなかった。肌を切るような冷たく強い風が吹く中、1万5000人のファンは大型モニターの前でそれぞれ応援する選手の名前を叫び続けていた。eスポーツの代名詞として知られているロールドカップは世界的に高い人気を誇っている。2021年決勝戦は最多同時視聴者が7400万人を記録した。今年は同時視聴者数が1億人を突破したものと推定される。ロールドカップは韓国や中国、欧州、米国など9地域の最上位22クラブがチャンピオンの座を巡り争う。ロールドカップの核心になるゲームであるリーグ・オブ・レジェンド(League of Legends、LoL)は5人1組となってバトルを繰り広げるゲームで、「ネクサス」と呼ばれる相手の本陣基地を破壊すれば勝利となる。