【グローバルフォーカス】新アジア安全保障グループと韓国の役割
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.17 15:14
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のインド太平洋戦略と共に大韓民国の外交政策は新たな1ページを開いた。過去、朴槿恵(パク・クネ)政府や文在寅(ムン・ジェイン)政府ではアジアを多極化された観点から見ることを敬遠した。米中によって両極化した世界をどのように解決することができるかに焦点を置くあまり、日本・インド・オーストラリア、北大西洋条約機構(NATO)および東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係で新たな機会をつかむことができなかった。
以前の政府のこのような政策により、韓国はインド太平洋地域で激化している躍動的安全保障外交の流れから遅れをとった。新しいグループの形成で日本が核心的役割を果たしたが、文在寅(ムン・ジェイン)政府は特に北朝鮮政策に注いでいた政治的資産を日本に割愛する準備ができていなかった。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府に入って完全に変わった。尹政府は韓日関係改善のための政治的決断を下し、これを基に領域内でさらに大きな役割を果たす政策へと基調が安着した。これが韓半島(朝鮮半島)安保強化につながることを尹政府は十分に理解している。しかし事実、変化は一歩遅れた。韓国はこのような戦略をもっと発展させていかなければならない。