「グレタはもはや純粋な環境活動家ではない…環境運動演説中にパレスチナ支持発言でマイク奪われる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.17 08:58
12日(現地時間)、オランダのアムステルダム広場で20歳のデモ参加者の女性が演壇に上がった。16歳でノーベル平和賞の有力候補になったスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんだ。彼女はこの日のデモ以降、欧州の一部メディアによって「もはや純粋な気候危機運動家とは言えない」という批判を受けている。なぜなのか。
グレタさんが同日参加したデモは、オランダの総選挙を控え、政界に気候危機対策作りを促すために行われた。主要な招待講演者だったグレタさんはマイクを手にし、「私たちは今(気候危機の)災いの直前ではなく災いの中で暮らしている」とし「警告はずっとあったが、権力者は耳を傾けなかった」と警告した。ここまではグレタさんが数年間続けてきた気候危機関連の主張と同じ脈絡だった。しかし、グレタさんは続いてパレスチナを支持する発言を続けた。グレタさんは「私たちは気候危機運動家として、抑圧されている人々の声に耳を傾けなければならない」とし、「国際的な連帯なしには気候の正義もありえない」と主張した。これを受け、環境活動家を象徴する緑色のジャンパーを着たデモ参加者が演壇に上がってグレタさんのマイクを奪った。抗議の意味だった。
テレグラフなどが報じた当時の映像を見ると、デモ参加者は「私がここに来たのは政治的見解を聞くためではない」とし、「私は気候危機デモのために来た」と述べた。グレタさんは驚いた表情をしたが、すぐに他のデモ参加者らがマイクを取り返し、状況は終了した。デイリーメールなどは翌日、「グレタはもはや純粋な環境活動家ではないと批判されている」と報じた。