温暖化でヒマラヤにも蚊…世界「50億人マラリア」警告(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.06 14:30
ソウル永登浦区(ヨンドンポク)に住むパクさん(32)は先週あまり眠れなかった。網戸を開けていないが、数匹の蚊が現れて刺されたからだ。パクさんは「殺虫剤をまいて蚊取り線香を使っても効果がなかった」とし「蚊のために夜中に目が覚め、不眠症になりそう」と語った。パクさんは「蚊にうんざりして戸締まりを徹底し、エアコンをつけた」とし「最近はトコジラミ(南京虫)が全国に広がって怖いが、秋になってもまだ蚊がいるとは信じられない。本当についらい」と話した。節気はもうすぐ立冬(8日)だが、パクさんのように蚊による苦痛を訴える人が少なくない。
「季節外れ」の蚊は韓国だけの話でない。ワシントンポスト(WP)は最近、「蚊伝染シーズン(mosquito transmission season)の延長は世界的な現象」と報じた。蚊の活動期間が長くなり、生息地域も広がり、個体数まで増えたという説明だ。