【時論】「ノーベル賞後進国」いつまで放置するのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.10 09:49
毎年秋になるとノーベル賞受賞者発表のニュースが関心を集める。今年も生理医学賞をはじめ平和賞まで6部門の受賞者が発表された。すべての受賞者が話題だが、ハンガリー出身のカタリン・カリコ博士は映画のように劇的な人生で特に注目された。
生命工学企業ビオンテックの上級副社長として在職中のカリコ博士は米ペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン教授とともに生理医学賞共同受賞者に選ばれた。新型コロナウイルスに対抗する人類の武器であるmRNAワクチンの核心技術を開発した功労だ。保守的なノーベル賞委員会がmRNAのように現在も開発中である技術に賞を贈った点も異例だが世間の基準として見ると大きな経歴がない人物が主人公である点も興味深い。