「100京分の1秒」時代開いた…ノーベル物理学賞に電磁力学研究3氏
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.04 12:03
今年のノーベル物理学賞は、原子の中の電子の動きを見ることができる新しい実験方法を考案した米オハイオ州立大のピエール・アゴスティーニ教授(70)、独マックス・プランク量子光学研究所のフェレンツ・クラウス博士(61)、スウェーデン・ルンド大のアンヌ・ルイリエ教授(65)の3人が共同受賞した。アゴスティーニ氏とルイリエ氏にはフランス出身で、クラウス氏はハンガリー出身だ。
スウェーデンの王立科学アカデミーは3日(現地時間) 「物質の電磁力学研究のためのアト秒(100京分の1秒)の光パルスを生成する実験方法」に関連する功労で3氏にノーベル物理学賞を授与すると明らかにした。続いて「人類に原子と分子の中の世界を探査する新しいツールを提供した」と説明した。電子が動いたりエネルギー量が変化する過程を測定できる極度に短い波長を持つ光を作り出す方法を考案し、微視世界研究の新紀元を開いたということだ。