韓国救急室10代患者の80%、意外な薬で「薬物中毒」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.27 16:09
韓国では薬物中毒で救急室に入ってくる10代青少年の80%は解熱剤や神経安定剤のような治療用薬物によって中毒を引き起こしていることが確認された。中には単に薬を多く飲めばすぐに効くと思って過多服用して薬物中毒につながるケースもあった。治療薬物の正確な服用法を守るように指導しなければならないという指摘が出ている。
韓国疾病管理庁が昨年6月1日から今年5月31日まで1年間、救急室来院の中毒患者を対象に深層実態調査を実施した結果、全国14市道の15カ所の救急医療機関で5997人の中毒患者が発生していたことが分かった。治療用薬物中毒の場合がすべての年齢帯で最も多かったが、中でも10代の薬物中毒患者の80%が治療用薬物中毒だった。