杭州アジア競技大会に出場した北朝鮮が、２６日までのところ金メダル獲得の便りを届けることができず苦戦している。特に主種目である射撃で金メダルを取れず打撃が大きかったという評価だ。

北朝鮮は２６日午前基準で、サッカー・卓球・器械体操・柔道・ボクシングなど５つの種目で銀メダル３個、銅メダル２個を獲得した。しかし金メダルを取った種目はまだない。

２５～２６日に行われた主力種目男子射撃で１０メートルランニングターゲットで団体戦、混合個人戦すべて銀メダルに終わった。射撃系は北朝鮮が射撃４種目のうち少なくとも１個、多くて３個まで金メダルを獲得するという目標を立てていたとみられる。

しかし前日射撃団体戦で韓国に逆転負けを喫し、授賞式で北朝鮮代表チームは沈鬱な表情でメダルを受け取った。太極旗が掲揚されて愛国歌が響く間、３人の選手は正面を眺めたり頭を下げて土地を見つめたりしていた。慣例であるメダリストの記念撮影も拒否した。男子１０メートルランニングターゲット混合個人部門に出場した北朝鮮のクォン・グァンイルも銀メダルにとどまった。

これに先立ち、期待がかかっていた柔道女子７０キロ級ムン・ソンヒも日本の田中志歩との決勝で一本負けして銀メダルにとどまった。

北朝鮮は２０１８ジャカルタ・パレンバン大会では１２個の金メダルを獲得して総合１２位で大会を終えた。２０１４仁川（インチョン）大会でも１１個の金メダルを獲得していた。