「米国、ウクライナに『射程距離300キロ』ATACMSミサイル供与決定」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.25 08:43
米国政府がウクライナにクラスター爆弾を搭載したATACMS(エイタクムス)長距離ミサイルを数週内に供与すると外信が報じた。23日(現地時間)、英フィナンシャル・タイムズ(FT)は内情に精通した消息筋を引用して「米政府が数カ月にわたる話し合いの末にウクライナへのATACMS供与を決めた」と報じた。
前日、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)も「バイデン大統領が21日のホワイトハウス首脳会談でウクライナのゼレンスキー大統領にATACMSミサイルを供与すると言及した」と伝えた。
米陸軍戦術ミサイルシステム(The Army Tactical Missile System)の略字であるATACMSは最大射程距離が300キロに達する。専門家はウクライナ軍がATACMSでロシア後方の指揮所や弾薬庫、補給路などに打撃を加えることができると評価する。これまでウクライナは繰り返し同武器の支援を要請してきたが米国はロシア領土への直接打撃を憂慮して供与をためらっていた。