7ナノチップの開発成功したが…中国、半導体自立まではまだ遠い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.22 14:58
米国の半導体規制にもかかわらず中国ファーウェイ(華為)が先端技術を搭載したスマートフォン「Mate 60 Pro」を絶妙なタイミングで発売して米中技術紛争が激化する展望だ。米商務省はファーウェイのスマートフォンに搭載された半導体が当局の輸出規制を違反したのか調査する一方、米半導体支援法で補助金を受ける企業の中国内半導体工場拡大を制限するガードレール規定強化を示唆した。
レモンド商務長官は19日(現地時間)、「1セントの補助金であろうとも中国が米国よりも先を行くのに役に立つことがないように警戒しなければならない」とし「(ガードレール規定を)数週間以内に完成できるだろう」と話した。訪中期間(8月27~30日)にファーウェイが新製品を出したことに対しては「気分が悪かった(upset)」として不快感を表わした。
ガードレール規定強化は韓国経済にも負担になる恐れがある。中国に半導体工場を置いたサムスン電子とSKハイニックスの打撃が避けられないためだ。産業研究院半導体専門研究員のキム・ヤンペン氏は「中国が7ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)チップを作ったということは米国の制裁効果がそれほどなかったという意味なので、旧型半導体製造装備輸出まで規制する形で制裁を強化する可能性が高い」と見通した。