世界の負債307兆ドルで過去最大…日米仏で大幅に増える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.21 11:31
世界の負債規模が過去最大となる307兆ドル(約4京5408兆円)を記録した。ロイター通信は19日、国際金融協会(IIF)の報告書を引用しながら世界の債務残高が上半期に10兆ドル、この10年間に100兆ドル増加したと報道した。
特に上半期の負債増加の80%以上が先進国で発生した。米国、日本、フランスの増加幅が特に大きかった。格付け会社フィッチ・レーティングスのエドワード・パーカー氏は「増える利子は先進国市場で公共財政と国の格付けに主要なリスク要因」と指摘した。新興市場では経済規模が大きい中国、インド、ブラジルなどで負債増加幅が大きかった。
各国政府が景気低迷を避けようと拡張財政を編成して負債が増えたと分析される。ここに米連邦準備制度理事会(FRB)など各国中央銀行の高強度緊縮が昨年から本格化し借入費用が高くなったのも一因となった。