緊張渦巻く北極海…ロシア「議長国なぜ移譲しない」、バレンツ海評議会脱退
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.19 17:12
ロシアが、バレンツ海をめぐる軍事的緊張を緩和し北極沿岸諸国の疎通・協力チャンネルの役割をするバレンツ海欧州北極圏評議会(BEAC)から脱退すると宣言し、北極をめぐる緊張感が高まっている。
ロシアのタス通信が18日に伝えたところによると、ロシア外務省は「BEACの(現在の)議長国のフィンランドが持ち回りの原則に違反し10月にロシアに議長職を移譲する準備をしていない。こうした状況でわれわれは脱退を発表するほかない」と明らかにした。
BEACは1993年1月に発足した協議体で、冷戦時代に軍事的対決地域だったバレンツ海沿岸国間の協力を強化し、長期的に緊張を緩和して平和と安定を図ることを目的に作られた。