トルドー首相「インド要員がカナダ市民を殺害」…冷え込む両国関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.19 15:51
カナダとインドの関係が急速に冷え込んでいる。カナダのトルドー首相は18日(現地時間)、インド政府要員がカナダの領土でインド系カナダ市民を殺害したとしてインド政府を強く非難し、インドの外交官を追放した。10年ぶりに再開した自由貿易協定(FTA)交渉も中断した。
フィナンシャルタイムズ(FT)とCNNによると、トルドー首相はこの日、下院で、カナダ国籍のシーク教徒分離主義運動団体指導者ハーディープ・シン・ニジャールが6月、カナダ・ブリティッシュコロンビア州サリーのシーク教寺院で殺害された事件について発言した。
トルドー首相は「(事件に)インド政府要員が関与したという信頼できる根拠がある」とし「カナダの領土でカナダ市民が殺害された事件に外国政府が介入したのは容認できない主権侵害だ」と述べた。