サウジが「韓米同盟級の安全保障」要求 焦るバイデン大統領(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.19 14:25
「米国とサウジアラビアが韓米同盟のように連携しなければいけない」。
先月、イスラエルのコーヘン外相がウォールストリートジャーナル(WSJ)に寄稿したが、その内容が米国を騒がせた。コーヘン外相は「米国の仲裁でイスラエルとサウジが国交正常化交渉を進展させているが、サウジは米国の安全保障公約を望んでいる」とし「米国の拡大抑止が韓国を北朝鮮の核の脅威から保護するように、サウジと米国の(軍事)同盟はアラブ国家をイランから保護することになるだろう」と主張した。
イスラムのスンニ派宗主国サウジと長い競争関係にあるイスラエルが米国・サウジの「安保条約」を公開的に加速化したのには理由がある。現在、イスラエルとサウジは米国の仲裁で中東の地政学的版図を変える国交正常化(平和協定)を進行中だ。ところがサウジがイスラエルではなく米国に先決条件を要求した。見合いの相手でなく仲人に「先払い請求書」を出すような姿だ。