「汚染水発言」歌手キム・ユナさんを叩く韓国与党「左派芸能界が問題」…党内でも「一線を越えた攻撃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.15 08:42
バンド紫雨林(ジャウリム)のボーカル、キム・ユナさんの発言に対する政界の攻防が続いている。日本福島汚染水の放出が始まった先月24日、キムさんがインスタグラムに「RIP(Rest in peace)地球」と書かれた写真とともに「今日のような日、地獄を考える」と書き込んだのがきっかけだった。
初期、「キムさんが怪談を広めている」〔田麗玉(チョン・ヨオク)元セヌリ党議員〕など政界の外から上がった批判は12日、与党・国民の力が加勢することで波紋が広がっている。国民の力の金起炫(キム・ギヒョン)代表は「概念のない(常識に欠けた)芸能人が多すぎるのではないか」と述べ、翌日梁李媛瑛(ヤンイ・ウォニョン)青年最高委員も「芸能人がそんなに偉いのか、言いたい放題で口に出し、責任は負わなくていいのか」と話した。
結局、キムさんの所属事務所は13日、立場文を出して「キムさんは環境汚染に対する懸念と残念な気持ちを表わしたのだった。決して政治的な立場を表明したわけではない」と一歩退いた。しかし、国民の力の金炳旭(キム・ビョンウク)議員は14日、「失敗した扇動だったから早く挫けた」とし、「もし扇動が効いたら、さらに強く言っただろう」と述べた。