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【時論】グローバル時代の新たな「韓国企業家精神」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.14 14:37
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果てしなく思えた暑さも徐々に遠のきつつある。この夏は7月に慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)で開かれた「K-企業家精神国際フォーラム」と8月釜山(プサン)世界障がい者大会に組織委員長として参加して過ごした。この2つの国際会議で外国参加者から「韓国はいつから先進国になったのか」という質問をたくさん受けた。

経済成長と先進化は違う。大使として7年間の海外勤務後に帰国して国内のさまざまなところを行き来しながら「いつからこのように全国津々浦々が発展したのだろう」と感じるような脈絡の質問を彼ら外国人がしたのだ。変化した姿は我々が見せようとする産業施設や観光地にあるのではなく、高速道路サービスエリアのトイレや地方小都市の平凡な市民の表情の中から発見できる。外国を旅行していて「ああ、この国はだから先進国なのだ」とふと思うことを、今や外国人が大韓民国で感じているのだ。

 
経済成長イコール先進化ではないことは、国連が定めた「持続可能な発展」の概念にも反映されている。持続可能な発展は経済・社会・環境次元を包括する発展を意味する。この中で環境は気候変動への対応なのでさて置いても、経済成長と社会発展は併行しなければならないという意味が含まれている。

国連は1990年から健康・教育・福祉などを反映した「人間開発指数(HDI)」という社会発展指標を使用している。すなわち、国民生活の質が改善されない経済成長は意味が半減するということだ。韓国は1人当たりの国民所得が世界30位程度だが、人間開発指数は20位水準だ。我々は経済成長を先に成し遂げ、その後社会発展が伴ったケースだということができる。共産主義を前面に出した国家は福祉を含む社会発展を先に追求したが、結局経済成長のために資本主義的市場経済体制に転換した場合が多い。中国が代表的だ。

国家発展には国民・政府・企業がそれぞれの役割を果たす。韓国の成長段階で、経済開発5カ年計画のような政府の産業政策が重要な役割を担当した。民主化以降、社会発展の段階では国民の意識変化と参加が重要になったことを我々は経験から知っている。

では企業はどのような役割を果たしたのだろうか。自由市場経済体制である韓国で、政府や国民の経済活動のほとんどが企業を通じて行われているため企業の重要性を無視する人はいないだろう。大企業にしろ中小企業にしろ、投資を通じて富を創出して雇用を提供し、国民の消費を可能にする。特に対外依存度が高い韓国経済の特性上、輸出を通した海外市場への進出も重要だ。韓国がまだ国際的に広く知られる前にもサムスン・LG・現代のような企業ブランドが先に外国人に知られていた。

晋州で開かれた国際フォーラムは「K-企業家精神」に関する初めての国際会議という意味がある。韓国の初期大企業創設者の多くが晋州で幼年時代を送ったという共通点があるほか、その地域で数百年伝わっている南冥(ナムミョン)曺植(チョシク)先生(1501~1572)の実践的儒学思想が企業家精神に影響を与えたという仮設が提示された。

もちろん簡単に結論が出る問題ではない。だが、韓国企業家精神について真剣に国際的議論を始めるということに意味があると思う。事実、東アジア諸国の急速な経済成長を儒教の影響で説明するのは初めてではなく、長年賛否議論があった。俗に企業家精神を語るとき挑戦精神と社会的役割が強調される。挑戦精神はリスクの負担を前提とするので安全に立証された道ではない新たな領域を切り開くために不可欠だ。韓国の発展経験に照らしてみると特に成長段階で重要だった。社会的役割はさらに包括的な経済・社会発展に求められる企業家精神だと考える。ある地域に不動産を事前に買っておき、その後大きな利益を上げた場合にはたとえリスクの負担があったとしても企業家精神とは評価しない。社会的役割がないためだ。

先進国に進入した韓国は企業の社会的役割がますます重要になっている。ESG概念が大小すべての企業に話題になるのも偶然ではない。特にグローバル化時代を迎えて、気候変動・不平等・人権問題のような地球的課題を解決していくために韓国政府と企業の積極的な役割が必要だ。100年前の創業企業家精神がグローバル時代にふさわしい新たな企業家精神として生まれ変わることを期待する。

呉俊(オ・ジュン)/セーブ・ザ・チルドレン理事長・元国連大使

◇外部者執筆のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。

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