【社説】ロシアの宇宙基地で行われた露朝の危険な取り引き
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.14 13:55
国際社会の深刻な懸念にもかかわらず、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長とロシアのプーチン大統領が昨日会合した。最近、東方経済フォーラム(EEF)が開かれたウラジオストク近隣が会談の場所として取り上げられたが、2人はロシア東部アムール州スヴォボードヌイに最新設備を備えたボストーチヌイ宇宙基地を選んだ。
大陸間弾道ミサイルと人工衛星を象徴する宇宙基地で会った2人は、公開的に軍事協力への意志を示した。プーチン大統領は「ここが我々の新しい宇宙基地だ。あなたに見せたい」とし、北朝鮮の人工衛星の打ち上げを支援すると宣言した。また、北朝鮮の人工衛星開発を支援するのかという現地メディアの質問に「だから我々がここに来たのだ。彼らは優秀なプログラムを開発しようと努力している」とも述べた。世界の平和と安全を追求し、北朝鮮の「疾走」を止めるべき国連安保理常任理事国指導者が、北朝鮮のミサイル開発を「優秀なプログラム」と呼ぶとはあ然とする。ロシア大統領府のクレムリンは「(両首脳が)公開されてはならない敏感な領域で協力する」とも述べた。