【コラム】「千年宿敵」日本の隠れた友人(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.05 11:18
北朝鮮は自ら「決して『先に核放棄、非核化』することはなく、いかなる交渉でも他のものと交換しない」と発表した(2022年9月の最高人民会議)。カート・キャンベル米国家安全保障会議(NSC)インド太平洋調整官は先月「北朝鮮の多くの軍事試験は外交的目的というより軍事および核力量を発展させるための措置とみられる」と述べたが、これは北朝鮮を眺める国際社会の一般論だ。北朝鮮が核とミサイルを握るほど普通国家化を目指す日本の声も力を得る。
現在「漢江(ハンガン)の奇跡」を揺るがす最も近い要因は分断体制だ。具体的には北朝鮮の核だ。北朝鮮の核が実感できなければ5月31日朝の静寂を破ったサイレンを思い出せばよい。北朝鮮の対南局地挑発にも韓国と米国が北朝鮮の後続核挑発を恐れて甲論乙駁し、適切な対応ができないことが確認される瞬間、韓国の資産市場、為替市場には亀裂が生じる。
韓国国民はやむを得ずこの地に住まなければならないが、外国資本にそのような理由はない。守ることはできない資産は資産でないからだ。このような局面を防ぐために米国とは絶えず同盟外交を強化して連合訓練をし、日本とはGSOMIA(韓日軍事情報包括保護協定)を締結して通貨スワップも締結しなければいけない。