【中央時評】韓国外交の転換点、韓国外交の試験台(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.30 11:02
同盟70周年はただでは通過しなかった。同盟の地域的役割に劇的な進化があった。8・18キャンプデービッド韓日米首脳会談でだ。核心は有事の際に3国が協議して対応を調整するという公約だ。有事は共同の利害に影響を与える領域内の脅威として定義された。加盟国に何らかの脅威がある場合に協議を規定したNATO(北大西洋条約機構)第4条と似ている。NATOは第5条で一国に対する攻撃は加盟国すべてに対する攻撃なので共同対応するとしている。協議と対応調整は強化された安保協力の第1段階とみなされる。
長い間、米国はこのような安全保障構図で中国に対処することを渇望してきた。韓国の歴代政府は中国を意識して慎重だったが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府は積極的な立場に旋回した。新政府の価値指向性、北朝鮮の核脅威、米中競争、ウクライナ戦争などが影響を及ぼしたはずだ。米国側要人は感激して8・17と8・19は全く違う日だと話した。これで韓米、日米同盟が連結されて同盟の地域的役割が強化された。米国は中国牽制(けんせい)の網を細かくするという成果をあげた。