【時論】レアアースの供給網構築急がなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.29 12:05
韓日米3カ国首脳がキャンプ・デービッドで半導体など核心鉱物の供給網安定に向け3カ国早期警報システム(EWS)を新設することで合意した。中国の供給網脅威に対応して経済安全保障を強化するという趣旨だ。早期警報システムは半導体やバッテリーなど関連物資が不足する時に韓日米が早期に情報を共有し対策をまとめて供給網に及ぼす影響を防ぐための枠組みだ。韓国政府は韓日米定例協議を通じて共助案をまとめ、「核心鉱物安全保障パートナーシップ」と「供給網強化パートナーシップ」など多国間協議体でも主導的役割をしていくことにした。
最近米国が先端半導体装備の対中輸出を制限すると中国は報復次元で半導体用の希少金属であるガリウムとゲルマニウムの輸出制限で対抗した。中国が世界市場を掌握した品目を中心に報復カードを1枚ずつ切り関連鉱物価格が揺れ動いている。韓国鉱害鉱業公団によると、8月第2週の平均ガリウム価格は1キログラム当たり345ドルで、1カ月で22.1%急騰した。ゲルマニウムも1キログラム当たり1440ドルで1カ月前の1340ドルから7.4%上がった。