【コラム】中国の危機、危機の韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.22 12:01
バイデン米大統領は11日、政治資金募金行事で中国経済を「時限爆弾」に例えた。鈍化する経済成長率、高い失業率、急速な高齢化などを指摘しながら中国経済をいつ爆発するかわからない時限爆弾と比喩した。バイデン大統領は続けて「悪党どもは問題が生じれば悪いことをする」と話し、政治的な突出発言という分析もあるが、中国経済がぐらついているという事実は明確だ。
中国はいま、中では心配、外では憂いだけの内憂外患に陥った。中では輸出、内需、不動産と中国経済を支えている3本の柱が揺れている。外では米国が主要国と連合して中国を固く締めつけている。米国は昨年10月に安全保障などを理由に先端半導体装備の対中輸出統制に出た。ここにこの10年間中国が野心を持って進めてきた「一帯一路」は亀裂の兆しを見せる。先進7カ国(G7)で唯一一帯一路に参加したイタリアは米中対立が激しくなり脱退を考慮している。