<台風6号>急流に巻き込まれて100メートル流された女性、警察が飛び込んで救助
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.11 07:06
10日、台風6号「KHANUN(カーヌン)」が韓国に上陸し、その経路下にあった釜山(プサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)など嶺南(ヨンナム)地域をはじめ、その後忠清(チュンチョン)圏の至るところで冠水・浸水するなど被害が続出した。慶尚南道昌原市(チャンウォンシ)一帯には9日午前0時から10日までの間に(午前11時基準)331.4ミリの激しい雨が降った。逆流する下水の圧力を耐え切れずに昌原市義昌区大元洞(ウィチャング・テウォンドン)の車道では直径65センチ・重さ約60キロある金属製マンホールの蓋が爆発するかのように吹き上がり、走っていたバスの床を突き破る事故が起きた。幸いマンホールの蓋が突き破った位置はバスの通路側だったため座っていた乗客にけがはなかった。
人命事故につながりかねないようなヒヤッとする瞬間も多かった。昌原市城山区大方洞(ソンサング・テバンドン)では午前9時ごろ横断歩道を渡っていた60代女性が膝までせり上がり「急流」となった雨水に足元をすくわれて一瞬で100メートル近く流される事故が起きた。幸いを近くで道路統制中だった警察が水をかき分けて入り、女性を救助した。