「ニコチン殺人」原審破棄した最高裁…「妻が食べ物に入れたという証拠ない」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.28 11:12
夫にニコチン原液を混ぜたものを食べさせて殺害した容疑で懲役30年を言い渡された夫人に対して大法院(最高裁に相当)が証拠不十分として事件を破棄差戻しとした。
大法院3部(主審ノ・ジョンヒ大法官)は27日、2021年「ニコチン殺人事件」被告人Aに懲役30年を宣告した原審を覆し、事件を水原(スウォン)高法(高裁)に差戻した。ニコチンを食事に混ぜて食べさせたという証拠が十分ではなく、合理的な疑いもなく有罪とすることはできないため、追加審理が必要だという理由でだ。