【社説】停戦協定、韓米同盟70周年…「自ずと来るのではない自由」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.27 15:13
韓国戦争(朝鮮戦争)の砲声が鳴り止み、休戦ラインが引かれて70年になった。国際連合軍と北朝鮮軍・中国共産軍は1953年7月27日に板門店(パンムンジョム)で停戦協定に署名した。その後、南北は反目と競争の中で敵対的な関係を続けてきた。南北共同声明を採択して首脳会談を開き、統一の期待を膨らませた時期もあった。韓国哨戒艦「天安」爆沈事件など韓国軍4268人と米軍92人の計4360人が北朝鮮との衝突過程で戦死したという統計は「自由は自ずと来るのではない(Freedom is not Free)」という金言を実感させる。
最近、北朝鮮が核・ミサイルの脅威を露骨に強め、南北関係はさらに暗いトンネルに入っている。特に米国と中国の対立の間に挟まれている韓半島(朝鮮半島)は韓日米と中露朝という2つの歯車にそれぞれ挟まれ、南北の間隙は大きくなっている。新冷戦とまで呼ばれる国際秩序の二極化に最も大きな影響を受けるのが韓半島だ。