韓国、最も長く働いた職場の勤続期間は平均15年…現実の定年は49歳
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.26 10:08
3年前から「第2の人生」を歩む会社員のキム・デソンさん(53)。キムさんは1997年にある流通企業に入社した。一生の職場だと思いながら23年働いたが2020年に退職した。48歳で人より早く役員(常務)に昇進する喜びも味わった。だが専務昇進で脱落し50歳で辞めなくてはならなくなった。退職直後にある病院に再就職し院務チーム長として働く。彼は「定年は60歳だが会社生活をしながら定年まで務めるのは幸せな結末。周囲でも50歳前後で勤めていた職場を辞めて新たに出発する場合が多い」と話した。
キムさんの事例は高齢層の入口に差しかかった中年の自画像だ。25日に韓国統計庁が発表した「2023年5月の経済活動人口調査高齢層付加調査結果」とも一致する。2005年から毎年5月基準で55~79歳の高齢層人口を調査した結果だ。今年は初めて「最も長く勤めた勤務先での勤続期間と離職した年齢」を分析した。