【社説】最悪水騒動の中で政争・暴言で国民公憤呼んだ政界=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.19 13:55
韓国各地を襲った水騒動で40人余りが命を失うなど人命・財産被害が続出している。国民が大変な時間を過ごしている渦中に、政界の不適切な言動と身の処し方が罹災民の辛さを倍増させて国民から公憤を買っている。野党「共に民主党」の金宜謙(キム・ウィギョム)議員は一昨日「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がウクライナに行って取った言動は我々祖国と民族の運命を宮坪(クンピョン)地下車道に押し込むのと同じ」と話した。尹大統領のウクライナ訪問を批判しようとして、14人の命が無念に奪われた惨事を引用したのだ。大切な家族を失った遺族の痛みまで政争に利用しているという批判が強まると、金議員はSNSに「不適切な言及をしたことは私の落ち度だ。遺族に謝罪の言葉を伝える」と書いたが、言動にはくれぐれも留意しろという党内の指摘が続くなど余震は続いている。
与党要人も例外ではない。国民の力所属の洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱(テグ)市長は慶尚北道地域の土砂崩れが起きた15日、大邱八公山(パルゴンサン)ゴルフ場でゴルフをしていたことが分かり問題となった。ところで洪市長はソーシャルメディアを通じて「大邱は水害被害がなく、比較的自由に週末を送っている。週末にゴルフをしてはいけないという規定が公職社会にどこにあるのか」と反論して火に油を注いだ。一昨日は記者団に「あらをひとつ探したと言って蜂の群れのように飛びかかったからといって大人しくなる人間か」と言い返したのに続き、再度ソーシャルメディアに「まだ国民情緒法に寄り添って政治をするのはちょっとなと思う」と書いた。