【噴水台】日本の「ハザードマップ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.17 15:46
昨年8月上旬のことだった。地下鉄の江南(カンナム)駅が浸水したというニュースを聞いて光化門(クァンファムン)から京畿道盆唐(キョンギド・プンダン)の家に急いで出発した。漢南(ハンナム)大橋を通過して京釜(キョンブ)高速道路にようやく進入したと思ったら大雨が降ってきた。雨水があっという間に乗用車輪の半分まで上がって来た。恐怖が襲った。這うようにして運転して4時間後にようやく家に到着した。その日から雨が降る日には運転しないようにしている。
昨年同日、ソウル冠岳区(クァナクク)の半地下に住んでいた障がい者家族3人と銅雀区(トンジャクク)の半地下に住んでいた50代女性が浸水で命を失った。今夏も「水爆弾」に例外はなかった。数日間続いた集中豪雨で忠清(チュンチョン)・慶北(キョンブク)一帯の河川が氾濫して堤防が決壊し、土砂崩れが起きた。行方不明や死亡などですでに50人近い人命被害が発生している。防災不足に伴う後進国型水害だという批判も今では馴染みのないものではなくなった。