「ショー」嫌う尹大統領も涙ぐむ…初・破格が続く「報勲」行事
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.10 13:19
「政治家尹錫悦(ユン・ソクヨル)」の最初の第一歩は報勲だった。2021年3月に検察総長から退いた尹大統領は3カ月間、姿をほとんど見せなかったが、右党李会栄(イ・フェヨン)先生記念館の開館式に出席した。「検事尹錫悦」でなく「政治家尹錫悦」として記者に会った尹大統領は「右党先生の家族で抗日武装闘争をした6兄弟のうち生きて帰ったのは5番目のイ・シヨン先生一人だけだ」とし「一つの国がどんな人物を輩出するか、どんな人物を記憶するかにより、その存在が表れる」と話した。その2週後、尹大統領は梅軒(メホン)尹奉吉(ユン・ボンギル)義士記念館で出馬を宣言した。
尹大統領は6日の顕忠日の追悼の辞でも2年前と同じ言葉を述べた。尹大統領は「国家の品格は国家が誰をどう記憶するかにかかっている」とし「国民のために献身した人たちを最後まで記憶して礼遇する」と述べた。現場にはチェ・ウォンイル元韓国哨戒艦「天安」艦長と遺族、生存将兵がいた。
尹大統領の襟には韓国戦争(朝鮮戦争)後にまだ戻っていない国軍戦死者12万1879人を意味する「121879」と書かれた太極旗(韓国の国旗)形のバッジが付いていた。大統領室の関係者は「国家の要求に応えた方々をいかなる場合にも忘れないという尹大統領の心は政治を初めて決心した当時と変わっていない」と伝えた。