AWS副社長「ウクライナ政府のデータもバックアップ…民主主義を守る」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.09 10:24
昨年2月、ウクライナにロシアが侵攻してすぐ、ウクライナは政府データを素早くクラウドに移した。アマゾンウェブサービス(AWS)の小型保存装置を通じて税金、土地、教育記録のようなセキュリティデータと金融システムを海外にサーバーを置いたAWSクラウドに移転したのだ。この時、移転したデータ規模は計15ペタバイト(PB)。6GB(ギガバイト)の映画17万4000本あまりに該当する。戦争中もウクライナの経済・社会システムが維持されている背景だ。
AWSワールドワイド公共部門のマックス・ピーターソン副社長(VP)は7日(現地時間)、米ワシントンD.Cのウォルター・E・ワシントン・コンベンションセンターで開かれた「AWSサミット2023」で中央日報と会い、ウクライナの事例を紹介した。ピーターソン副社長は「ウクライナはクラウドにデジタル転換したおかげで戦時にも政府の連続性を守ることができた」と説明した。AWSは毎年AWSサミットを開き、世界中の政府・医療・教育など公共分野のクラウド活用事例を紹介している。
◆クラウド、民主主義を支援