「科学的に問題はなくても…」 福島汚染水に「保留」の声を上げた韓国与党議員
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.08 14:03
韓国与党「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)議員は8日、福島第一原発汚染水放流問題に対して「いくら科学的に問題はないといっても国民は不安を持たざるを得ない」とし「国民受容性と過程管理が必要だ」と主張した。
安議員はこの日、MBC(文化放送)ラジオ『キム・ジョンベの視線集中』で、司会者から「福島汚染水安全論争が続いていることに対して、元医師としてどのように診断するか」と聞かれると、「まず科学的な根拠が必要だ」とし「国際原子力機関(IAEA)の調査結果もそうだが、その結果だけでなく国民の受容性も必要だ」と答えた。
続いて「この部分(国民受容性)を疎かにすれば、いくら科学的に問題がないといっても国民は不安を持たざるを得ない」と付け加えた。これに対して「政府や与党のような場合、科学的アプローチについて繰り返し強調しているが、科学的話法で100%安全だという言葉は成立するか」と司会者が尋ねると安議員は「100%という言葉は誰にも言えない言葉だ。特に科学では」と話した。