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韓国与党「日本汚染水『文政府のときは異常ない』と言っていたのに…野党、狂牛病事態のような怪談扇動」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.07 14:17
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韓国最大野党「共に民主党」が福島原発汚染水放流反対嶺南(ヨンナム)圏糾弾大会を開催したことについて、与党「国民の力」は7日、「狂牛病(BSE、牛海綿状脳症)事態のような怪談扇動」としながら「民主党は文在寅(ムン・ジェイン)政府の時には異常がなく、なぜ今は放射能問題があるなどと騒ぐのか」と批判した。

国民の力はこの日午前、国会で党と政府が参加する「我々の海を守る検証タスクフォース(TF)」拡大会議を開き、民主党の場外集会を批判した。

 
尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は「野党は科学的根拠を無視して相変らず検証されていない内容で国民を欺いている」とし「先週末も民主党指導部は釜山(プサン)で場外闘争を行って福島汚染水特別委のせいで韓国の漁民が皆死ぬと言って証明さえされていない怪談を主張した」と話した。

続いて「まるで米国産牛肉を食べるとすぐにでもBSEにかかって全員死ぬという狂牛病事態と同じような騒ぎ」としながら「魚や海産物を食べれば危険で、塩の価格も上昇するという民主党の主張のどこに科学的根拠があるのか」と反問した。

尹院内代表は「さらに(ソ・ギュンリョル)ソウル大学原子核工学科名誉教授という人も汚染水放流が大韓民国を危険にさらすという主張を根拠もなく繰り返している」とし「最大漁民団体の韓国沿岸漁業人中央連合会は検証されていない発言で漁民が大きな損害を受けたとしてこの人を名誉毀損などの容疑で告発した。怪談扇動が果たして誰のためのものなのか疑わしい」と話した。

続いて「ソ教授の根拠もない扇動に政府は数ページに達する反論資料を発表した。一文章の怪談扇動は水を飲むより簡単だが、これを反論するためには数多くの検証と証拠が必要だということを悪用する扇動政治の被害は結局国民に返ってくる」と主張した。

同TFの成一鍾(ソン・イルジョン)委員長も民主党に対して「文在寅政府ではなぜ何の問題も提起しなかったのに、まだ放流もされていないのに問題を提起するのか」とし「文在寅政府で国際原子力機関(IAEA)に韓国の科学者を派遣して多核種除去設備(ALPS)には問題がないという内容がまとめられた報告書まで出した。鄭義溶(チョン・ウィヨン)前外交部長官が国会で答弁までしたが、民主党はなぜその時は異常がなく、なぜ今は放射能問題があると騒ぐのか」と尋ねた。

あわせて「北朝鮮平山(ピョンサン)で採取したウラン原石に化工薬品を注いだときに出てくる汚染水および核物質が礼成江(イェソンガン)を通じて西海(ソヘ、黄海)に流入することを一度でも指摘したことはあるか」とし「(中国)延辺原子炉から出る固体と液状の核廃棄物に対して問題を提起したことはあるか。三重水素(トリチウム)が問題になるなら、西海に建てられている中国の原子力発電所に対しては今までなぜ何の問題提起もしなかったのか」と厳しく指摘した。

党と政府はこの日の拡大会議を通じて科学的根拠に基づいて国民の安全を徹底的に守るという約束を確認し、福島汚染水放出に対するより徹底した対策を用意することに最善を尽くすと確認した。同会議には、党側からは尹院内代表と朴大出(パク・デチュル)政策委議長、成委員長およびTF委員などが出席した。政府側からは朴振(パク・ジン)外交部長官と李宗昊(イ・ジョンホ)科学技術情報通信部長官、韓和眞(ハン・ファジン)環境部長官、趙承煥(チョ・スンファン)海洋水産部長官ら関係部署長官と朴購然(パク・グヨン)国務調整室第1次長などが位置した。あわせて今回の福島汚染水専門家視察団の団長を務めた劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員長も同席した。

一方、民主党は3日に釜山で開かれた福島原発汚染水放流反対嶺南圏糾弾大会に参加して党と政府を批判した。李在明(イ・ジェミョン)代表は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は汚染水放出は絶対できないと明らかにせよ」とし「核放射性物質が海に混ざっているなら誰が海雲台(ヘウンデ)の海に来ようとして、誰が香りの良いホヤを探そうとするか」と話した。民主党の要人は「言うことを聞かない者は引きずり降ろさなければならない」「我々が尹錫悦を審判しよう」と発言した。5日にも民主党は尹錫悦政府の福島原発汚染水放流検証のための院内対策団を発足させて国会常任委レベルの聴聞会開催などを求めた。

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