完全雇用の中の景気低迷…不慣れな道を進む米国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.05 12:04
「雇用増加=経済成長」の公式が通じなくなっている。米国の雇用市場は熱いが底辺の景気は冷めきっている兆候が明確だ。ウォール・ストリート・ジャーナルは3日、米国経済が進んだことのない道に入っているとし、「完全雇用リセッションに備えよ」と警告した。
雇用指標だけ見れば米国経済は数十年ぶりの好況を享受しているところだ。2日に米労働統計局は5月の非農業部門の新規就業者数は前月比33万9000人増を記録したと発表した。今年に入り新たに生まれた雇用だけで160万件に達する。雇用率は60%を上回り続け、失業率は16カ月連続3%台にとどまっている。