22歳の韓国人バリトン歌手、世界3大コンクールで1位…アジア人男性声楽家初(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.05 10:23
「声楽界のライジングスター」と呼ばれるキム・テハンさん(22)が2023エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した。
4日未明(現地時間)、ベルギーのブリュッセルコンサートホール「パレ・デ・ボザール」で開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールの授賞式。審査委員長を務めるベルナルド・フォークロールさんが「テハン・キム!」を呼ぶと、ドキュメンタリー映画『韓国クラシックの謎(Lemystere musical coreen)』などの演出を手掛けたベルギー監督ティエリー・ロロさんは「5人目!」と韓国語で祝った。ホン・ヘランさん(2011、声楽)、ファン・スミさん(2014、声楽)、イム・ジヨンさん(2015、バイオリン)、チェ・ハヨンさん(2022、チェロ)に続きキム・テハンさんが5人目の韓国人優勝者という意味だった。2位は米国のコントラルト・ジャスミンホワイトさん(30)、3位はロシア·・ドイツの二重国籍のソプラノのユリア・ムチチェンコさん(29)が受賞した。ベースのチョン・インホさん(32)は5位に入賞し、バリトンのクォン・ギョンミンさんは決選進出に成功した。キム・テハンさんは大会史上、声楽部門初のアジア男性優勝者にもなった。1位の賞金2万5000ユーロ(約375万円)を手に入れ、2位まで与えられる軍代替服務の恩恵も受ける。